u-tankids’s blog

文章題専門算数教室 うーたんキッズのブログです。日頃思うことなどについてゆっくり書いていきます。

どんなことでもじっくりから

どんぐり倶楽部の糸山先生はオリジナルの言葉で「感味力」という言葉を使われますが、この言葉とっても大切だと感じています。

早食い・映画を倍速で見る・速読で小説を読むなど、早いということは深く味わうことをしない行為で、そのもの自体を楽しむことができないのです。

言葉への深い関わりが、想像力豊かな考えを生み出しますね。

これはスポーツでも同じです。スポーツであれば直ぐに判断できることが良いことだと思いますよね。でも上手な選手は高速で深く考えることができるようになっているのではないかと感じています。相当のハイレベルに達するまではじっくり流れを見ないと視野の広がりを持てないようです。一瞬で判断しては深く理解できません。

今日はうーたんキッズの授業で3つの入れ物に3色各色2個ずつのボールをお題によってボールの置き換えゲームをするゲームで遊びましたが、ここでも同様にお題を見て直ぐに移動させる子供は遅く完成しています。まずは置き換えのイメージを深く観察してから動かすと結果早く完成していました。

 

では日常でじっくりの姿勢を崩壊させるものは何があるのかを考えてみましょう。

算数であれば言わずと知れた高速反復計算問題が直ぐに思い当たりますね。先取り教育も気持ちが先へ先へ向かわせるのでパターンで記憶学習になります。

親御さんからの急かす行為もリスクがあります。習い事ばかりでゆっくりする時間がないのも同じくNGでしょう。

 

いつもマイナス的な投稿ばかりになりますが、私は近くにいる子どもたちだけでも守りたいと思い、日頃気になることを投稿しています。